向こう三軒両隣?!


マンションの管理組合(10棟の団地型)の棟役員(持回り)をしているのだが、
このところの大きな議題は棟建物の「エレベーターの入れ替え工事で10日間程使えなくなる、
さてどうしよう」というもので、役員会を数回開催し、アレコレ議論した。

通勤、通学、買い物、ゴミ出しあるいは
散歩やウォーキング、デイサービスの外出、
1階の集合郵便受けに新聞や郵便物を取りに行ったり等々、
生活に欠かせないエレベーターの利用が一時期とはいえ出来なくなるのだ。

低層階は健常者ならまあ階段で大丈夫かもしれないが
高齢世帯、特に上層階の住人にとっては日常の生活に差し障りが出てくるだろう。

ということで、
住人全員にアンケートを取ったり管理会社と協議したりして
介助サポートや階段昇降機の短期導入も検討したが
けっこうな費用がかかることが判明し、
また2回目の大規模修繕工事を再来年に控えていることもあり
棟の住人同士「同じ屋根の下、助け合おう!」との結論に達した。
エレベーター棟(棟建物には5機のエレベーターがある)の住人同士で
お困りごとをサポートしながらこの「苦難?!」を乗り越えようというのだ。

10棟の団地型なので、団地全体の理事会に承認をもらい
集会室のパイプイスを借りて階段の踊り場スペースの数階おきに配置し、
ちょっと休憩できたり、住人同士でサポートしやすいよう段取りもした。

マンションといえば、昔の長屋。
「向こう三軒両隣」ではないが、一番身近なコミュニティでもあり、
何と言おうと、みんな「お隣さん」なわけだ。

結局、余計なお金を使わなくてよくなり
大規模修繕工事に予算をまわすことができそうだ。

因みにワタクシは11階に住んでいるが、
個人的には、足腰を鍛えるいいチャンスだ、と前向きにとらえている。。